そうそう、これくらいのボーダーＴがいいなぁと思ってた。シンプルな作りなんだけど、ボーダーのカラーには、さりげないセンスを感じます。赤、白じゃなくて、すこーしベージュ。イエローとネイビーを差し込むなんて、絶対思いつかないね。

それでさ、超タイトな衿と肩。とても時代を感じるね。超タイトな衿なんて、着たら伸びるが前提なんだろうね。これをこのまま…ってもちろんチャレンジしたんだけど、いや、どうにも厳しいのよ。笑　そこで、少しだけアレンジをしました。前と後ろの衿は少し差をつけました。だけど、着たら伸びるって前提はリスペクトを込めてＫＥＥＰしました。やさしく引っ張って。笑

気になるサイズ感は、身幅、着丈共にシュアーＴとおんなじ。フィット感はシュアーＴと比べて、ソフトな印象。着用画像を参考にしてもらえたら嬉しいです。乾燥機に入れて縮めた状態でお届けしますね。

ジーンズ、ジージャン、スエパンにもナイス。革ジャンも欲しくなっちゃったりして。いいボーダーＴが出来ましたので、みんなでシマシマーズしてもらえたら嬉しいです。

以下、マニアックス用のご案内です。


ビンテージを前に生地屋さんと面白い話しになったから、ちょっと(長くなるけど)紹介させて。

ボーダーってのは双糸で作るのがセオリーなんだ。ネジレ防止の意味でね。よくあるのは40/2で少し厚いのは30/2ね。(数字が小さくなると糸が太くなるの。つまり生地は厚くなる)　今回のは20単糸だから40/2と同じくらいの厚みではあるが…

生地屋さん：これこのまま作るんだよね？ 　どう見ても、単糸だけど良いの？

ポニーさん：はい。このままでお願いします。

生地屋さん：絶対ネジレるよ。いやもう、生地の状態でネジレてるからね。

ポニーさん：はい。ネジレたいです。 それと、この生地洗ったら無茶縮むと思うんです。

生地屋さん：つまりあれだね、品質を全部巻き戻す訳だ。今じゃむしろ珍しい話になったね。
生地は出来ても、現場大変なことになると思うよ。知らんけど。笑

この話をスタッフが聞いたら怒りそうですが、生地は予定通り、ネジレて仕上がりました。
そしてここに、柄だしのフィソロフィーが加わります。袖と、裾の始まりはベージュ。ポケット位置は赤チョイだしなど、気にしないなんて全然無理。

気にしないのがアメカジのセオリーだなんて、誰が言ったんだ。笑　参考にしたビンテージはバッチリ柄が合ってるじゃん。無地と比べたら、格段に手間は増える。きっと良い工場が作ったんだと思うよ。

だからさ、僕達も良い工場でありたいなぁと思う訳です。気にしてないよ。はみんなのセリフで、僕達は細かいところまで、想像しないとね。だからさ、全部手で切ったよ。本当に全部1枚ずつだから。絶対買ってね。笑


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