もしもし、ネコだけど。 TCB to XX HOTLINE Cathartt Chore Coat and Boss of the Cat Overall
WEB販売は11月3日の午後9時から。
サイトの都合で、サイズ展開が多くなっていますが、Cathartt Chore Coatは38.40.42. Boss of the Cat Overallは32.34.36 サイズのご用意です。
もしもし、ネコだけど。フェアー
気の知れた僕達は、「もしもし」だけでおおよその要件は伝わる。全く連絡を取らないこともあれば、着信欄がピンクに染まることもある。
「来週行くね」って言ってるのに、「今から行くね」って突然やってきて、「仕事しててくれていいよ。邪魔はしないから」だって。笑
邪魔だなんて言わないけど、夕飯を一緒に食べて、「じゃあね」って言ったら、モーニングも一緒に行きたいって言うの。
翌朝、迎えに行って、どこでもいいんだろうと、コメダに着いたら、「児島にもあるから他がいい」って言い出して。
ちょっとした距離をドライブするから、あの頃聞いてたロックンロールをかけてみた。
そしたら、ふたりとも泣きそうになってさ……
……あかん。これ以上は話が逸れる。笑
これまで、何度かのコラボレーションをしたのだけど、彼はいつも、「もしもし、お願い。任せたよ」と言って、電話を切ってしまう。いちばんひどかったのは、ブランケット。ビンテージが送られてきて、あとはヨロシクだって。アラスカの時もそう。カラーは何にする?って聞いたら、LINEのクマが届いたの。
ナメてんのか?と思ったら、「別注に細かい注文をつけるなら、わざわざ別注する意味がない。信頼してるから任せるんだ」なんてブログで発表して、良いとこ全部持ってくじゃんか。笑
そこで、僕は狙っていた「もしもし」で仕返しをすることにした。Tシャツもフーディーもたくさん作ってるから、きっと断れない。TCBは僕たちより人数も多いから、ポケットの多いアイテムを選んで….
[もしもし、僕だけど、SUREの1610TWILLでCathartt の Chore CoatとBoss of the CatのOverallを作って欲しいんだ」
「…もちろん!」ってOKくれたんだけど、「サンプルしなくていい?」なんて言い出すから、「信じてるから無しで、大丈夫」ってキメたんだ。そしたらさ、「バータックの色はどうするんだ?」なんて追加質問。…作戦成功だ。「全部、任せたって言われると、焦るね」だって。笑
相談の結果、NASVY25に決まった。「SUREらしくていいね」ってことなんだけど、The Californians用に作った特注だから、糸をTCBに送って縫ってもらったの。
これまで、何度かコラボレーションしてきましたが、今回はいつもと逆のパターン。普段は自分たちで作った物しか販売しないけど、今回は特別。Made by TCB Jeans を皆様にご紹介します。
今、僕は完成したCathartt の Chore CoatとBoss of the CatのOverallを確認しながら書いているんだけど、二型とも傑作だと思っていたし、およそ10オンスくらいのSURE1610TWILLは、生地感もバッチリだろうと思っていたから、素材を送り込んでのコラボレーションはとてもうまくいきました。
——— TCBっぽくて、SUREっぽい。これが最初の感想です。
ちょっと細かく説明すると、SUREのアノラックのために開発した綾の角度が寝ているツイルは、生機で使いました。その後、40’sのユーティリティートラウザーズが共通の生地であることを発見して、こちらはスレン染で仕上げました。今回の「モシモシ」企画では、精錬をかけずにサンフォライズド加工のみかけました。生地の状態で縮めておくという加工です。TCBのアイテムとサイズ感が揃うのはこれが理由です。
もう、説明不要だとは思うのですが、Cathartt Chore CoatとBoss of the Cat Overallのディテールにも触れておきます。
当然古い。という話になるのですが、ハートのボタンや、ワイヤー曲げのバックルは相当にこだわっています。再現といえばそうなのですが、時代を超えて製造するということは、多くの人が関わっているのが想像できます。ビンテージとネコを合わせて、完成まで持っていく。彼らの熱量がすごいです。
また、個性的なポケットが面白いですね。ステッチワークが魅力的です。”計算してる” っていうと少し違うのかもしれませんが、すごく丁寧な仕事をしています。”ただ縫ってある” というものではなくて、"こうしたい" という意思を感じます。
特定のビンテージをターゲットにしたのではなく、ミックスしてる。それをまとめているのがオリジナルのパターンだと思う。現代的なアップデートではなくて、各年代の”あり”を集めて構成されている。ここがTCBの上手いところで、傑作の所以だよなぁと思います。
僕たちは会社が違うので、別々に洋服を作っています。ずっと友達で好きな物もよく似ていますが、別々のアプローチを歩んできました。今回は、お互いの得意と得意を合わせた形になりました。1940-50年代にTCBってメーカーが存在して、xxdevelopmentのSURE1610TWILLという生地を採用したモデルが存在した…
こうして考えてみると、まるで、僕たちは前前前世でも出会っていたみたいで、ロマンチックです。笑
ギターよりミシンが得意だった僕たちは、いつか成功したいと思っていました。数年後、ブランドを始めたTCBは ”アイロンでトーストが焼けるはず” なんて無茶なブログを書いていました。それが今じゃ、名前のとおりファクトリーメイドメーカーのエルビスみたいな存在です。
出会ってから、20年以上が経ちました。
夢中で追いかけたビンテージに、現実では失敗したり、願いが叶わなかったこともありました。お互いいい大人になって、仲間も増えて、できることも増えてきました。あの頃に信じた価値観は変わらない。別々に歩んできた今だからこそ出来ることがある。
「もしもし」だけで作っても違和感がないのは、あの頃一緒に聴いたロックンロールがあったからだと思います。
そうだ!モミアゲもエルビスみたいにしたら良いよ。って今夜「もしもし」しよう。
Special Thanks to TCB Jeans crew and Hajime Inoue
PS. He said, for our fans.
“受け取ってくれないか!俺たちの約束の唄 TRUE ROMANCE”
以下、商品取り扱いについてのご案内です。
工場で縫い上げたままの空気感をお届けしたいので、製品は水の通っていないノンウォッシュでお渡しすることにしました。縫い合わせる位置を印したチャコもそのまま残します。
ハートのボタンとバックルは付属として同梱します。(モシモシピンクステッカー付き!)
取り付け方法は
SEWING BOYS EP286をご確認ください。(番組中ほど)
洗濯で縮みますので、サイズスペック表はコインランドリーで洗濯、乾燥させたものを掲示しています。縮んだあとは、TCBのデニムバージョンとほぼ同じサイズ感です。
着用のサイズ感については
SEWING BOYS EP286をご確認ください。(番組後半)
生地裏側に押したスタンプは、不滅インキを使用していますが、不滅じゃないです。洗濯で色落ち、色移りしますのでご注意ください。
(オマケ感がナイス!多少の汚れは思い出にしましょう。)
今回の企画は限定商品です。販売はxxdevelopmentのみで、追加生産はネコの気分次第です。売り切れ次第終売となりますので、是非この機会にお求めください。