The "NERDS" Tee 6.1oz
7,700円(税700円)
THE NERDS TEEが完成しました。
発売は8月27日午後9時からスタートします。
お知らせ
皆様早速のご注文ありがとうございます。
早めのソールドとなりましたMID-BLACKの M.L.EX-Lサイズの在庫を調整します。
9/4以降に発送可能となりますので、どうぞよろしくお願いします。
*尚、その他のサイズも残り少なくなっておりますので、これは!の方はお早めにご注文ください。
SURE TEE 2 とは違うタイプのTシャツを作りました。
主役といえば主役なんだけど、どちらかと言うと、全体の一部として存在するようなTシャツらしいTシャツです。
そうなってくると、なんだって良いのかもしれませんが、ビンテージ、ヘリテージ、ノスタルジー、男子が得意なこの世界では、「ムード」が大切です。スペシャルを手に入れてみたり、自分のペースでエイジングを楽しんでみたり、別にファッションに力んではいないものの、ただのTシャツにも「ムード」が欲しいのです。
というわけで、以下紹介文です。
Made as if we were there, in 1960
もし僕たちがそこに居たとしたら。
少し曖昧な表現ですが、アラスカフーディーの時もそうでした。
60年前に行けるわけではないけど、ディテールを追いかけると、無さそうで、有りそうな世界が見えてきます。
丸胴ボディーにシングルカラーで、肩傾斜は少し。
垂直についたコンパクトな袖が一番「らしい」ポイントです。
袖口と裾はもちろんシングルです。
ロック幅はいつもより細めの3ミリ。衿付けはフライスが下側で、僕たちのセオリーとは逆です。
これは何か特別な治具が必要だろうと思ったけど、今回は正解がハッキリしなかったから、使いませんでした。
それよりも、着て伸びて、洗って縮んで、いつか死んでしまう衿リブのテンションを探ることに集中して何パターンも作りました。数%で大きな違い。テンションが違うとリブ高さも変わるため、ミリ単位の勝負です。
ここは呼吸を止めて。当時は、もっと適当だろうとは思うけど。笑
そして、おまけ程度の伸びどめ効果を狙う衿のダブルステッチの針間は5.6mm Tシャツ専用機を使います。
左肩から始めて、右肩の縫い代へ抜ける。その後、右肩を仕上げるから、これもセオリーとは逆です。
やっぱり、アメリカ人はみんな左利きって都市伝説が、本当に思えてきます。
裾引きは少し細め。生地の肉感にマッチしていて、これくらいが良いですね。
ピッチ感も少し細かく、全体の雰囲気をまとめています。
言ってみれば簡素なディテールなんだけど、ここに手を入れてしまうと、ムードが壊れてしまう気がする。
そっと寄り添うだけの男じゃダメだ。と最近思うけど、そのままで作るのが得策です。
話が少しそれましたが、次は生地作りに入ります。20番手相当なのは感触から伝わってきたのですが、
ゲージ感は僕には難しく、ニッターのメープルくんに聞いてみることにしました。
ここでは、詳しいことを言えないのですが、ゲージも仕上がりサイズもビンテージそのままが希望です。
糸に関しては、いくつか希望がありました。
BD(空紡糸)じゃなくてOE(オープンエンド)で。ってことと、USAコットンを日本で紡績したい。てことです。
理由は、1960年だったらリング紡績が正しいのだけど、現代の日本のリング紡績は良すぎてしまう。
これは僕の感覚でしかないから、説明が上手くなくて許して欲しいんだけど、そんな気がしています。
ただ、BDだとあまりにかけ離れる。そこで、10年だけワープしてOEを希望したってわけ。これはさっきと逆で、
現代のOEの出来が良いから、当時のリング紡績に置き換えても良いんじゃないか?って作戦です。
紡績方法が違うから、同じにはならないんだけど、きっとみんな気に入ってくれる質感だと思います。
それと、日本で紡績した糸を使うこと。
これは、僕の中で大きなテーマでした。みなさん大人なのでお分かりだと思いますが、糸も現代ではほとんどが輸入糸です。日本の糸メーカーが海外で作っているものが多くあり、品質も悪くありません。ハッキリ言えばコスト優位性もこちらでしょう。それでも、僕は使ってみたかった。何かを作るというのは人間として自然な営みです。そこには社会があって、文化もあります。何を是とするのかが育ち、受け継がれ、時間をかけて品質に繋がっていくのだと思います。時代の流れもありますから、今やっておかないと、もう出来なくなるかもしれないと感じています。永遠に続くと良いのだけど、そうもいかなさそうです。
みんなを代表して、僕は糸を選ぶことができます。迷いはありません。
「どっちがいい?」って聞いたら、みんなが「こっち」って言ってくれる方を選びました。
Tシャツが完成したら、ほとんど解らないかもしれないけど、「ムード」は完全にこっちですね。
コットンをアメリカから持って来て、紡績から、ニッティング、染色、縫製を日本で。
僕達にとってこれがごく自然だし、(正直ちょっと無理してるけど) 今のところ、これが一番当時に近い方法な気がします。
—ところで、このビンテージはどうしたんだ?って話です。
ちょうど去年の夏、僕は’n’ CLOTHINGの古泉さんと和歌山にいて、
星降る染工所に向かってドライブの途中で、「SUREでヘリテージをテーマにしたTシャツを考えてる」
って話をしたら、「よかったら貸しますよ」って言ってもらえて、一気にこの企画が動きました。
*長いことお借りしてすみません。この原稿を書いている時点でもまだ借りています。
最後に、ネームタグの話をさせてください。
サイズ表記がいつもと違います。ビンテージと同じサイズ感を狙いました。
EX-LARGE 46-48 身幅 cm これが基準です。前後、何年かのビンテージを調べましたが、みんな同じでした。
EX=XLという解釈ですが、SUREで言うところのLサイズ。ちょっと迷いもありましたが、ここはTシャツのスケールを作る意味でも、
当時と同じ表記を優先しました。(ちょっとサイズ選びにコツが必要ですが、NERDS のEXはSURE のL でOKです)
ところで、みんな気づいてくれたかな?「Tシャツのネームなんて消えて無くなる方がいい」っていうのはランタグの受け売りです。このTシャツを作るなら、絶対作ろうと思っていました。ピンキング(ジグザグ)でカットして、洗ったら読めなくなるネーム。もちろん、レーヨンにシルク印刷して。(一番最初に読めなくなりそうな、DO NOT DRY CLEAN. DO NOT IRON EMBLEM.はリスペクトを込めてオマージュです)
ピンキングは5ミリじゃ大きくて、4ミリじゃないとダメなのです。あまりにマニアックすぎたのか、ネーム屋さんに断られてしまいました。
結局どうにか、ハサミを探し出し、1枚づつカットしたのはこの夏のいい思い出です。笑
結局SUREらしいというか...完成したら、ただのTシャツがこんなにオタク(NERDS)な仕上がりに。笑
生地の厚みは6.1オンス。中肉くらいかな?ヘビーオンスではないです。衿はリブが死んだらいい感じに伸びてきます。
肩と袖周りの雰囲気が最高です。ジャストサイズでもいいし、いつもどおり少し大きく着ても、「ムード」は確保されます。オフホワイトとミッドブラック、どちらもおすすめです。
こんなTシャツが、
僕は大好きなんだけど、君も大好きだったら嬉しいです。
I want you to want me.
The NERDS Tee 6.1oz
PATTERN : SURE TEE 3
FABRIC : 18/-OE Old-School Tubular 100% USA COTTON
THREAD : Cotton
COLOR : Off White, Mid-Black
SIZE : Medium, Large, EX-Large, EEX-Large, EEEX-Large
PRICE : Off White and Mid-Black 7,700 JPY (tax in)
ORIGIN : Spinning, Knitting & Sewing All Made in Japan
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